ジャンスィックSP
ジャンスィックスペシャルノット、略してジャンスィックSPと呼びます。
私がパロマーノットと同じぐらい使うことが多い簡単で結束強度が高いノットです。
漁師結びと呼ばれる結び方(ノット)が2つあって、一つが完全結び、もう一つがこのジャンスィックSPとなります。
2つあるうち、なぜジャンスィックSPを選んだかというと結び方が簡単で結束強度が非常に高いからです。
自分も最初は完全結びと呼ばれるノットを使用していましたが、結び方が少し面倒なのと、ノットを締め込む際のライン同士の摩擦で、摩擦がかかった部分(ライン)が少しクネクネした感じになるのが嫌でジャンスィックSPを使うようになりました。
結束強度については、測定器を使って確認しましたが全く問題ありませんでした(6号のナイロンラインで実験)。
結び方
①サルカン(スイベル)を準備。
左が本物のサルカンで、右が結び方がわかりやすいよう準備した大きなリングです。
②ラインを準備(わかりやすいように太いヒモを使っています)
③輪の上からラインを通します
④さらにもう一回輪にラインを通します。
⑤できた輪の間にラインを通します
⑥2回通します
ラインを締め込む際は水か唾液で濡らすようにしてください
輪を指で押しながら締め込むときれいになります
⑦完成です
ラインがきれいに結べているか(重なっていないか)確認してください
きれいに結べていない場合は結束強度が落ちますので、結び直すことをおすすめします。
ジャンスィックSPとパロマーノットの使い分け
例えば太いめのナイロンライン(10号程度)をジャンスィックSPで結束しようするとノットの締め込み部分がやや甘くなります。
ナイロンラインはフロロカーボンやPEラインより伸びる性質があるので締め込みでラインを引っ張ってもノットだけではなくラインに力が分散するのが理由です。
その場合はパロマーノットで結束します。
逆に太めのフロロカーボン(10号程度)をパロマーノットで結束しようとすると、フロロカーボンはナイロンラインより硬く伸びが少ないラインなので、締め込む際にノットに強い力(摩擦)がかかります。
そうなるとノットがクネクネしたり、グニャっとした感じになることがあります。
結束部が真っすぐで、きれいじゃないと何となく落ち着かないです。
その場合はジャンスィックSPで結束します。
太めのナイロンラインはパロマーノット。
太めのフロロカーボンはジャンスィックSP。
そんな使い分けをしています。
まとめ
今までジャンスィックSPでノット部分から切れたことはありません。
他のノットでもいえることですが、ノットは釣行を重ねるごとに劣化していきますので、4~5回釣行したら結び直すと安心です。
特に釣行中にラインが切れたり、結束をし直さないといけなくなった時はこの結束をよく使います。
理由は、パロマーノットより簡単で、結束時の失敗(結束部のラインが重なる)が少ないからです。
また、パロマ―ノットより、結束した際に無駄になるラインが少ないため、ショックリーダーが短くならないというのも大きなメリットです。
結び方が簡単で、ラインの摩擦でクネクネにならず、結束強度が高いジャンスィックSP。
おすすめノットです。
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